6月24日は、県議会の文教厚生委員会(付託)がありました。
付託委員会は、本会議後に開催される委員会で、私が所属している文教厚生委員会は、教育委員会関係と保健福祉部関係が1日ずつ開催されます。
私は、教育委員会関係では学力ステップアップテストと小中一貫校問題について取り上げました。
2,007年から小中学校で始まった全国学力テスト。徳島県は、前年度から大きく平均点が下がったことを受け、今年度から小学校4年生から中学3年生まで、すべての学年で独自に作成したステップアップテストを行うことを決めました。その内容は、まさにテスト対策です。
私は、本来のテストは、教師が自分が行った授業を生徒が理解できたかどうかを把握するために実施するもので、日常的に学校現場で行われている。テストは学力の一部分を測定するものに過ぎない。他の授業を削ってテスト対策に時間を費やすようなやり方は、教育をゆがめるもので、改めるべきだ。教員がゆとりを持って、一人一人の子供たちに行き届いた指導・援助ができるようにすることこそ、県が優先して取り組まなくてはいけないことだと意見を述べました。他の委員からも、「テストのためのテスト」にならないようにとの意見が出されました。
小中一貫校については、県下で4つの校区が対象としてあげられていますが、経費削減ありきの進め方にならないよう、生徒と地域にとってどうなのかを優先して取り組んでほしいと述べました。