創価学会員も法案に反対と署名  戦争法案を巡る国会論戦に想う

参議院に審議の場を移した戦争法案。審議すればするほど、その違憲性と危険性が明らかになっています。特に、8月11日の参議院安保法制特別委員会での小池晃議員の質問は圧巻でした。

防衛省統合幕僚監部の内部文書「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)及び平和安全法制関連法案について」をもとに、戦争法案の8月中成立、来年2月施行を前提に、自衛隊内で部隊編成などの法案の実施計画が立てられていたことを問題に取り上げた質問です。

国会審議中で、まだ成立もしていない法案を、成立をもとに現場(自衛隊)で具体化する計画を立てる、国会軽視も甚だしい!この質問で委員会審議は紛糾。中断、散会となりました。

この問題は、文民統制の点でも大きな波紋を呼んでいます。軍部が暴走した戦前の歴史を想起させるとの指摘もありますが、自衛隊をコントロールできない首相や防衛大臣の責任も重大です。(もし、彼らが知っていながら計画を認めていたとすればさらに問題ですが)

安倍首相は、国会での法案審議が始まってもいない4月に、オバマ大統領と米議会に法案の成立で日米安保の新ガイドラインの実効性の確保をはかることを約束しています。小池議員が突きつけた事実は、まさに、「アメリカの目下の同盟国」としての日本の姿を露わにしました。

平和安全法制関連法案=戦争法案が日本をどこに連れて行こうとしているか、ますます明確になってきています。何としても、参議院審議で廃案に!この想いで、今日も、地域支部の同志とともに、「戦争法案」の廃案を求める署名を持って訪問・対話しました。

「私は創価学会員ですが、この法案には反対です。」ときっぱりと言われて署名して下さったご婦人の毅然とした態度に、廃案への世論の広がりを実感しています。

(動画は、日本共産党中央委員会のホームページから転載しました)