「徳島東署移転問題を考える県民の会」が発足しました

東署移転問題について考える県民の会 20170517「徳島東署移転問題を考える県民の会」の結成総会に参加しました。
徳島弁護士会のPTの木村弁護士の挨拶に続き、津川弁護士から会を結成するに至った経過報告が行われ、代表に横山良神戸大学名誉教授、事務局長に高開千代子さんを選出し、当面の活動方針を採択しました。

徳島東警察署を建て替えられた地裁のすぐ隣(旧地裁が建っていた跡地)に移転新築する計画が進められていますが、裁判所と警察署が隣接し、一体となって見えることは、裁判所や警察署の公正に対する県民の信頼を損ない、三権分立や司法の独立の理念に反します。
また、裁判所跡地は、現在の警察署の敷地よりも1,000㎡も狭く、県が策定した「基本構想」に反すること、裁判所を見下ろすような高層建築物が建つことは、都市景観からも問題です。
しかも、県民が大切にしてきた早咲き桜も伐採の危機にさらされることなど、問題が多いこの計画が県民の声も聞かず、推し進められることは許せないと、弁護士会と県民がともにこの計画の見直しを求めて行動しようということになりました。

会では、東警察署移転について2月議会で質問した山田議員も発言し、移転計画がどこまで進んでいるのか等、報告しました。
予算も通り、PFI方式で事業者募集も出されている、計画見直し実現は、相当困難な状況では?という声も出ました。しかし、東警察署が裁判所を見下ろすような形で横に並び立つようなことになれば、戦後、全国初のケースとなり、それが50年も60年も続くことになります。
「こんな『オンリーワン徳島』はイヤだ。」「この計画の問題を県民に広く知ってもらい、世論にしていこう。」・・・こうした発言に後押しされ、いよいよ「県民の会」としての運動に踏み出すこととなりました。

私たち党県議団も、もちろん入会し、行動をともにします。